コラム

ケース錠前の種類

パチン錠

最も一般的な錠前で古くから存在します。蓋の開閉、扉の開閉等に使用されています。

パチン錠
パチン錠
ロータリー錠(PROTEXで使用)

南京錠

ハンドバックの施錠やハードケースの施錠に使用されています。
ケース以外でも扉や柵の施錠にも用いられています。
大きさ、形状も様々で日本では「株式会社アルファの南京錠」が有名です。

ダイアル錠(ナンバー錠)

名前の通りダイアル式で、ダイアルを回して番号を合わせて開閉します。ケースに直接取り付けるタイプや南京錠に仕込むタイプなど様々な形で使用されています。

時計錠

大変古い錠前で、当社でも40年以上前から使用していません。古い置時計をイメージさせる形状から来た名前か、時計回りに合鍵を回転すると開錠出来るところから来た名前かわかりません。

シリンダー錠

文字通りシリンダー形状の錠前で、ケースの他家のドアや家具等にも使用されています。品質も様々で、箪笥の引き出し用の錠前から、世界の安全を担保する(原子力発電所や新幹線の保線扉で使用されている)フィンランドのABLOY錠の様な物もあります。

シリンダー錠
ABLOY錠

TSA錠

そもそもTSAとは「アメリカ合衆国運輸保安庁 Transportation Security Administration(TSA)」の頭文字から来たもので、錠前そのものを指す言葉ではありません。
TSAは2001年9月11日 “9.11”アメリカ同時多発テロに際して編成された組織です。
TSAロックとはアメリカ合衆国国土安全保安省の運輸保安庁から認定を受けた、旅行具等に備えられた施錠機構の総称です。
“9.11“以来アメリカ合衆国を出入国する者が携帯する荷物への保安検査が大幅に強化され、米国領土(グアム・サイパン等を含む)に出入国する際に電磁的検査のほか、ランダムに開封検査するようになりました。
2016年現在、TSAロックには11種類のマスターキー(TSA001~TSA011)が存在します。
TSA職員はこのマスターキーを全て所有しているとは限らず、TSAロック施錠済みであるにも関わらず、鞄もしくはロックを破壊して検査した事例も存在します(私も錠前をバールのような物で壊された経験があります、ガムテープでグルグル巻きにして返されました)。
2015年9月、インターネット上でマスターキー(TSA001~TSA007)の写真が流出し、これを元に3Dデータが作成、公開されたため、3Dプリンターで合い鍵が誰でも作成可能な事態となりました。 
そのため近年ではTSAロックは無意味、もしくは逆に危険とみなされるようになりつつあります。
近年主要な北米の航空会社は、TSAロックを含む全ての施錠をしないように推奨することが多くなりました。
TSAロックの施錠機構は、「赤い菱形のTrabelSentry社製(TSA錠と称している)」と「赤い松明のSafeSkies社製」の物がほとんどを占めています。
尚両社は「TSAロック」の商標に関し米国において訴訟係争中です。